神ゲー世界大戦〜行商×デスゲーム〜【萌工房】

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※行商ゲーとして楽しめることを期待して買った者による評価です。タイトル見たら、行商をメインに据えたゲームだと思うじゃん？作品コメント読んだら、行商でデスゲームを乗り切るゲームだと思うじゃん？違うんだよな。このゲームの行商要素はただ「町ごとにアイテム価格が違うから差額で小銭を稼げる」というだけ。行商をサポートするシステムは特に無く、行商をすることで会話や反応が変わったりイベントが発生することも無く、行商による実績なんて概念が無いから目標も達成感も無く、どれだけ行商で稼いでもエンディングに一切影響しない。その一方で、身体を売れば少ない時間と行動力で数倍稼げるし、身体を売ることによるデメリットも特に無いし、エロゲならではのイベントも発生するうえ、なんなら身体を売らないと仲良くなれないキャラすら結構いる。行商するくらいなら身体、売ろう。ちなみにストーリーを進める中で登場人物たちが酷い目に合うのを何度も見せられるから、身体を売ることにすら抵抗がある人にはそもそも買うことをお勧めできないゲームとなっている。実際かなりハードなので注意。極めつけは、ポイントが少ないなら父親に話せばポイントが貰える。何度でも貰える。会話ひとつでデスゲームによるゲームオーバーを回避できる。死なない為に行商で稼ごう、とは…？救済要素はありがたいけど、それなら行商しなくていいよね。ということで、行商目的でこのゲームを買うのはお勧めできない。もしエロ目的で買うのなら、やたらと女性が酷い目に合うのでそういうのが好きな人にお勧めしたい。こんなに全裸土下座を見られるゲームもなかなか無いだろうし、声優さんの質と数もかなりのもの。その場合はいっそ行商なんて忘れて、身体を売る王女の珍道中として楽しむのが良いのかもしれない。行商しなくてもクリアするのに支障は一切ないからね。まとめると、交易や行商が好きでワクワクしながら買った私には残念な出来だった。幅広いエロシーンに実力ある声優さんの起用、私の好みではないけど練られた世界観など光るところも多いゲームではある。でも、タイトルにもある肝心の行商が楽しめなかった。制作者さんには是非、これは楽しいのか？という視点でご自身のゲームの各要素を見直して欲しい。今作の行商要素は残念だったけど他は良かったので、次回作に期待したい。